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AT-FIELD @ EFFECT, 2009.11.20 (Fri)

AT-FIELD @ EFFECT, 2009.11.20 (Fri)_b0000523_14473947.jpgさてさて週末の金曜は、一人で渋谷へ。

なんかひさびさに飲みに行こうと思ったお店は無くなってるわ、クアトロの1階が全面ブックオフになってるわ、DMRは入ってすぐの半分くらいアパレル関連置いてあるわで、H&Mやヤマダ電気以外にも色々変わりまくっていて、この街も再編の時代なのかなぁと改めて感じた次第。

なので迷ったあげく、何気に食べたことなかった空海プロデュースのつけ麺屋にて生ビールをサクッと飲んで道玄坂方面へ。今夜はTokyo Experimentのマチュ氏がついにDJ童貞を捨てると聞きつけO-Eastの隣にあるEffectという小箱にやってきました。

とりあえず終電で帰るつもりでだいぶ早めの時間に入ったのですが、主宰のカユコさん、ショーコさんや急遽DJで呼ばれたらしい(?)いわさきさんら中の人を始め、お客さんもゆかいで気さくな人たちが続々。さらに普段マチュ氏のブログでよくコメントを目にする方たちともたくさん言葉を交わし、日付が変わる前に帰るのも当然やめて、結局朝まで飲んで踊ってひっさびさにベロベロになるまでパーティを満喫してしまいました。

DJ Condomことwマチュ氏の男前なDJは、まるで忘れていた何かを思い出させてくれるかのごとく名曲・クラシックの数々。とても初めてとは思えない風格で、人々を文字通り熱狂させていました。そして中の人もお客さんもひっくるめて、みんな流行やジャンルにとらわれない純粋な音楽Loversばかり。

踊っているときはもちろん、バーでいろんな人とグダグダ飲んでいるときも本当に楽しいひとときで、本来のパーティってこういうもんだよなとかしみじみ思っておりました。
自分もまだまだターンテーブルを稼動させなくていかなくては、とも。

何はともあれ、是非次回もまたお願いしまーす!

イベント概要
# by soundscope_b2fr | 2009-11-22 16:04 | イベント/ライブ

4hero presents 『Extensions』 (Raw Canvas)

4hero presents 『Extensions』 (Raw Canvas)_b0000523_351275.jpg間違いなく今年のクロスオーバー界隈での注目度No. 1といえるアルバムが登場、Marc Mac監修・プロデュース・ミックス・マスタリングによる、全曲4hero楽曲の生音カバーアルバムです。他ならぬ4heroの一大企画ということで当ブログでもじっくり紹介させてもらいます。

1. Sonar Kollektiv Orchester 「Universal Love」
まずは、昨年にめでたくレーベル10周年を迎えたSonar Kollektivから、Volker Meitzを中心に総勢15名ほどの編成で同レーベルの代表曲をカバーしたアルバムも記憶に新しいSonar Kollektiv Orchesterが、これまた4heroの代表曲を直球ど真ん中にカバー。Clara Hillほか男女混声によるヴォーカルに小気味良いドラムやギター、エレピ、そして何といってもストリングスやホーンの限りなくドラマティックなアレンジで初っ端から最高の出だし。やられます。。

2. Nu Tropic 「Why Don't You Talk?」
お次はフルート奏者のJazzamarによるNu Tropic。Degoによる濃い目の楽曲を、原曲にわりと忠実ながらも軽快な演奏とアレンジで爽やかにまとめていて好印象。

3. Landou Orchestra 「Conceptions」
マイアミIDM界の代表レーベルMerckから作品をリリースしている異色のメンツ、Landouによるセッションプロジェクトが、「Morning Child」のRemixに引き続き今作にも参加。得意のアブスト路線をオーガニックに仕上げてます。

4. Christian Prommer's Drumlesson 「Planeteria」
今やこの手の企画には必ずと言っていいほど呼ばれているであろう、Christian Prommer's Drumlessonはさすがの安定感。安心して聴けます。

5.Robert Mitchell 3io 「Third Stream」
今作のハイライト。ピアニストRobert Mitchellを中心とするトリオ編成での「Third Stream」。選曲・アレンジ・演奏、どれをとってもほぼパーフェクト!
彼らのアルバムは毎年恒例のGilles Peterson's "World Wide Award"においてBest Jazz Album 2009に選ばれました。ぜひとも生で聴きたいです。
素晴らしすぎる。(→鼻血出そうなライブ動画

6.Ayanna Witter-Johnson 「Give In」
これまでの曲とはガラッと変わって、すべて本人の演奏によるピアノとチェロのシンプルな構成の上で情感たっぷりに歌いあげていて、つい聴き惚れてしまいます。

7. Luke Parkhouse with The Sharkfood Orchestra 「Blank Cells」
と思ってたら、すかさずここで本家4heroの専属ドラマーでもあるHopperことLuke Parkhouseがこれまた笑ってしまうくらいのバカテクドラムを披露。
ヘッドホン推奨。6分強はけっして短くないはずなのに演奏に圧倒されているとあっという間に曲が終わってしまいます。。

8. Christian Badzura & Liverpool Session Orchestra 「Sophia」
今回初めて聴くアーティスト。映画か大作RPGのサントラのごとく壮大なストリングスアレンジと妙に安っぽく懐かしいような音のセレクトが耳に残ります。

9. Andre Zimma vs Ye:Solar feat. Oezlem 「Cosmic Tree」
お次もSonar Kollektivがらみのアーティスト。けっして悪くはないですがスウィンギンな6/8拍子アレンジと若干ハスキーな歌声は好みが分かれるかも。
とはいえ、アルバム内容のバリエーションという意味ではグッジョブ。

10. Vince Vella's Cuban Collective 「People Always Criticise Us」
この人たちもまったく知りませんが、2ndアルバムからのこの曲(大好き)を超秀逸にカバー。4heroの書く曲は実はラテン・ジャズとよく合うんですよね。
共同プロデュースとミキサーにはMarc Mac本人がクレジットされてます。

11. The Sub Ensemble 「Humans」
先日残念ながら活動終了してしまったDomu主宰のTrebleOレーベル所属のラテンジャズバンドThe Sub Ensembleも、4heroのカバー企画ということを忘れてしまうくらいのとろけそうな演奏をバッチシ披露。生はいいね。

12. [re:jazz] 「Star Chasers」
ラストを飾るのはクラブミュージック生Jazzカバーの元祖、[re:jazz]による名曲「Star Chasers」。静かに、そして美しく終わります。

ということで時間かけて初めての全曲感想まで書いてしまうほど良かったので、やっぱり今年のナンバー1押しアルバムと思います。

試聴 http://music.4hero.co.uk/
ダウンロード [iTunes]icon
Amazon [UK盤]

# by soundscope_b2fr | 2009-11-20 02:50 | 今日の一枚

Domu is over...

Domu is over..._b0000523_1353522.jpgとても残念なことですが、UKのプロデューサーDomuことDominic Stantonがこれまでリリースしてきたすべての名義の活動を2009年11月13日の時点で終了し、Hotmail、Twitter、Facebookなどもすべてクローズしたと自身のブログにて発表がありました。

詳しい理由など、まずは本人の説明を読んでみてください。
http://www.trebleo.co.uk/domu-weekly-blog/the-end/

Reinforcedでの活動初期から常にオリジナリティに溢れていて、2000 BlackでのファーストEP、『Dressed To Ill』から約10年間、直接話したことはありませんが、自分と同年代というのもあってか強い思い入れを持ってずっと聴き続けてきました。

才能とセンス、勢いをすべて持ち合わせている人で、これまで数え切れないほどの驚きと興奮を与えてもらいました。

いつかの活動再開を心から願っています。

Sonar Circle 「Face Off」 (Reinforced 1999)


Domu 「Red Sky」 (Neroli 2004)


Domu presents Pete Simpson
「Coming Back Around (Domu Re-Beat Mix)」 (Papa 2008)

# by soundscope_b2fr | 2009-11-16 01:42 | その他の雑記

Michael Jackson 『The Remix Suite』 (Universal/Motown)

Michael Jackson 『The Remix Suite』 (Universal/Motown)_b0000523_231512.jpg先日、長期で初のイタリア旅行に行って参りました。ちょうど旅行の出発数日前に届いたので、長時間のフライト中にじっくり聴くことができたのが本作で、マイケルが亡くなってからの他アーティストによるトリビュート作としては、もっとも豪華な内容のものとなるのでは。実は企画自体は亡くなる以前からのプロジェクトだったようなので、ある意味、マイケル本人が了承した最後の作品といえるかもしれません。

タイトルの通り、すでにダウンロード先行でリリースされていたリミックスシリーズから厳選された曲を一気にまとめたアルバム作品で、リミキサーには、Stargate、
The Neptunes、Polow Da Don、Dallas Austin、Salaam RemiといったR&B界のトッププロデューサーに、Frankie Knuckles、David Moralesなどの大御所ハウスDJらという名前見ただけでおなかいっぱいになりそうな布陣。

また、今回はSonyではなくUniversal/Motownでのプロジェクトになるので、当然すべてMotown時代の少年マイケル曲です。ブックレットのナイスなアートワークや各参加アーティストによるそれぞれのメッセージ掲載も嬉しい。

ただ、これまでも特にことマイケル関連の曲に関しては、オリジナルと並ぶくらいのリミックスなど残念ながらほとんど存在しないといっても過言ではない事実があるので(完全クラブ仕様のネタ曲などは別として)、どんなものかなと思って買ったんだけど、曲自体はどれも本当に完成度が高いものばかりで、ちょうど昨年リリースされたアルバム『Thriller』の25周年記念盤のボーナスとして収録されたWill.i.amやKanye Westらのリミックスが気に入ってる人ならば買いの一言に尽きる。

1曲目からStargateが「Skywriter」なんて地味な曲(失礼)を持ってきてますが、選曲・アレンジともにさすがにわかってる人ばかりで思わずニンマリ。特に序盤の数曲のキラキラ&スペーシー具合がちびマイケルの伸びやかな歌とバッチリあっててかなり調子良いのと、Frankie Knucklesの「Forever Came Today」なんかは当然悪いわけが無いし、ストリングスバージョンに生まれ変わった「Maybe Tomorrow」やもちろんラストAkonの「Ben」からもマイケルに対する気持ちがしっかり感じ取れて良い余韻で終わるところも素敵です。

試聴&ダウンロード [iTunes]icon
Amazon [US盤]/[JP盤(ボーナストラック)]
# by soundscope_b2fr | 2009-11-10 02:32 | 今日の一枚

Battles 『EP C/B EP』、『Mirrored』 (Warp)

Battles 『EP C/B EP』、『Mirrored』 (Warp)_b0000523_4443970.jpg昨日は普通に朝から仕事してて普通に帰ってきて飯食って…って感じだったんだけどなんか眠りが浅いのでこんな時間ですがBattlesのことでも書きます。

Battlesはライブを2004年に初めて観てド肝を抜かれて以来何度か聴きに行っててファンなんですが、1stアルバム『Mirrored』以降はなかなか新作が出ませんね。
(先月出たメンバーTyondaiのソロは未聴…)

『EP C/B EP』は、アルバム以前にそれぞれ別のレーベルから出ていた『B EP』、『EP C』、『Tras』というすべてのEPをまとめたお得な一枚。いきなり1曲目の「SZ2」からキテます。

Battles 『EP C/B EP』、『Mirrored』 (Warp)_b0000523_5503269.jpgよりプログレッシブなポストハードコアとでも言うか、マスロック(Math Rock)とかってよく分からんくくりで呼ばれている(まぁ一言で言うと前衛的な)ロックに分類されるらしい、反復フレーズやら変拍子やら奇抜な音響エフェクトやらが多用されたハードコア/ポストロックってな感じの音。

ライブがレコードよりさらにすごくて、左手でギターをタッピングしながら右手で鍵盤弾いたり、マイクで変調しまくったボーカルやヒューマンビートボックスをその場でループさせて重ねたり、変拍子から突如倍速ドラムになったりと、演ってる方も観てる方もまぁとにかく忙しいんだけどそれがなぜか超カッコ良くて逆になんか原始的な興奮を呼び起こすような感覚。

一見デタラメに聴こえる演奏は、当然すべてが綿密な計算に基づいていて、さらにはライブステージという荒々しさと完全に一体化して、最終的にその強烈にぶっといグルーヴが一丸となってうねりながら向かってくるようなステージで、2007年にはフジロックにも出演してハンパなく盛り上がったらしい。そりゃWarpも契約したがるはずだ。

「SZ2」 (from 『B EP』)


「Atlas」 (from 『Mirrored』)


今年はWarpの20周年ということで各地でWarp20というイベントを行っていて、日本でも11月に幕張で開催されるElectraglide presents Warp20に、Battlesはメインアクトとして出演予定です。

Battles 『EP C/B EP』 (Warp)
試聴&ダウンロード http://bleep.com/index.php?page=release_details&releaseid=3733
Amazon [UK盤]/[JP盤]

Battles 『Mirrored』 (Warp)
試聴&ダウンロード http://bleep.com/index.php?page=release_details&releaseid=7531
Amazon [UK盤]/[JP盤(ボーナストラック)]

さらに今回の20周年に合わせたお得な2 in 1シリーズも出ているようで、Battlesは上記の『EP C/B EP』+『Mirrored』というセットが10月末の入荷予定だそうです。
http://shop.beatink.com/shopdetail/012018000007/
# by soundscope_b2fr | 2009-10-13 06:11 | 今日の一枚