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Reagenz 『Playtime』 (Workshop)

Reagenz 『Playtime』 (Workshop)_b0000523_2465970.jpgドイツのハイデルベルグ在住、15年以上に渡って独Source Recordsを運営、自身も現役バリバリで活躍しているMove DことDavid Moufangに、アメリカはサンフランシスコ在住、Spacetime ContinuumことJonah Sharpというベテランクリエイター二人によるコラボレーション・プロジェクト“Reagenz”が昨年ついに帰ってきました!

Reagenzといえば、Source Recordsのなかでも個人的に一番と思っている94年のアルバム一作品のみだったのが、長い時を経て、二人がここ日本で偶然にも再会!即スタジオ入りしたのをきっかけに、実に15年ぶりとなる2nd『Playtime』が完成し、そしてこの度めでたく日本盤リリースまでこぎつけました。

そもそも94年の1stからして、Pete NamlookやGlobal Communication、OrbやRising High周辺の素晴らしいアンビエント作品たちに勝るとも劣らない超傑作アルバムだったのだけど、当時と同じくヴィンテージ機材を中心に制作にあたったという今作は、まるで15年という長い歳月がウソのよう。

流れるようなドリーミーな感覚と耳あたり柔らかなエレクトロリズムはそのままに地上と宇宙とを行ったり来たりする鼓動のようなビート感がほんのりプラスされ、アートワークのまるで生きた幾何学模様のごとく独特な風景を描き出す。
USの漆黒ディープハウサーBlack Jazz ConsortiumことFred P.のつぶやくようなヴォーカルをフィーチャーした「Keep Building」などは今までに無い新境地で作品の幅をさらに広げている。

今回はHardwax配給、Lowtecが主宰するWorkshopレーベルからのリリースでクラベリアのインタビューによるとすでに欧米各国で多数ライブを行っており、今年中に日本でのライブも実現しそうな感じ。さらに新作も期待できるそうで非常に楽しみです。
by soundscope_b2fr | 2010-04-08 01:43 | 今日の一枚
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