カテゴリ:今日の一枚( 87 )

2010年ベスト

b0000523_04660.jpg昨年の00年代ベストに続き、ecrnさんのアワードに
年間ものとしては4年ぶりに投稿しました。

しかしながら1位、2位ともに2009年のものという結果に。
あとは全体的に力の抜けた作品が多いような。

今年も肩の力を抜いて自然体で接していけたらいいなと思います。

01. Dâm-Funk 『Toeachizown』 (Stonesthrow)
02. Aybee 『East Oakland Space Program』 (Deepblak)
03. Oriol 『Night And Day』 (Planet Mu)
04. John Legend & The Roots 『Wake Up!』 (G.O.O.D. Music / Columbia)
05. Onra 『Long Distance』 (All City)
06. Prince 『20Ten』 (NPG)
07. Skream 『Outside The Box』 (Tempa)
08. Silhouette Brown 『Two』 (2000 Black)
09. Erykah Badu 『New Amerykah Part Two: Return Of The Ankh』 (Universal Motown)
10. José James 『Blackmagic』 (Brownswood)

ecrn award 2010
http://homepage3.nifty.com/ecrn/award/
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by soundscope_b2fr | 2011-02-03 23:54 | 今日の一枚

Dâm-Funk 『Toeachizown』 (Stones Throw)

b0000523_2363525.jpg昨年にドロップされて、各方面で何かと話題になってた感のある
Dam-FunkのCD2枚組全24曲というボリュームを誇る初フルアルバム。

あまり詳しくは知りませんのでなんとも申し上げられませんが90年代の
アメリカ西海岸でいわゆる“ウェッサイ系”ヒップホップの錚々たる作品群に
キーボーディストとして参加していたという経歴を持っているそうで、
プリンスをはじめとする80'sモダン・ファンクに大きな影響を受けているとのこと。

今年に入ってからは、CDよりもさらに5曲多いアナログ5枚組全29曲の
重量級BOXも発売され、遅ればせながら自分もようやくチェックしたと同時に
これまでにない衝撃がかけめぐりました。

まるで80年代なリズムマシン全開の無骨なロービートに、哀愁漂いまくりの
ブギーなアナログシンセやヴォコーダーといった往年のサウンドが乗っかり、
ここ数年、いい加減飽きるほどリリースされている80'sを意識したバリバリの
エレクトロ・サウンドに疲れた耳に、スッと入りこんでくる歌物、インスト物
ともに気持ちよすぎて幸せすぎなレイドバック・ファンクチューンの数々。

しかもこれがまったく古臭さを感じさせず、ノスタルジーも近未来感もある
時代を超越したサウンドに20数曲だろうがいくらでも聴けてしまう。
求めていたのはこれです・・・(涙)

「Mirrors」


「I Wanna Thank You (For Steppin' Into My Life)」


もう2年近くも前からちょいちょい発売されてて名前だけは見てきた12インチや
7インチも、さかのぼってネットで色々試聴していくと、いろんなDJ Mixなどで
聴いてはこれいいな、これなんだろ、とか思っていたトラックが次々と・・・。

これらをまるですべて聴き逃してたとは、、今まで何をやってたんだと
自分を猛烈に責めております。あーバカバカ。。

今月末にはPBWとともに再び来日します。
Stones Throw Japan Tour 2010 feat. Peanut Butter Wolf & Dam-Funk
http://www.unit-tokyo.com/schedule/2010/04/30/100430_stone_throw.php

Amazon: [US盤]
iTunes: [iTunes]
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by soundscope_b2fr | 2010-04-20 02:35 | 今日の一枚

Reagenz 『Playtime』 (Workshop)

b0000523_2465970.jpgドイツのハイデルベルグ在住、15年以上に渡って独Source Recordsを
運営、自身も現役バリバリで活躍しているMove DことDavid Moufangに、
アメリカはサンフランシスコ在住、Spacetime ContinuumことJonah Sharp
というベテランクリエイター二人によるコラボレーション・プロジェクト
“Reagenz”が昨年ついに帰ってきました!

Reagenzといえば、Source Recordsのなかでも個人的に一番と思っている
94年のアルバム一作品のみだったのが、長い時を経て、二人がここ日本で
偶然にも再会!即スタジオ入りしたのをきっかけに、実に15年ぶりとなる2nd
『Playtime』が完成し、そしてこの度めでたく日本盤リリースまでこぎつけました。

そもそも94年の1stからして、Pete NamlookやGlobal Communication、
OrbやRising High周辺の素晴らしいアンビエント作品たちに勝るとも劣らない
超傑作アルバムだったのだけど、当時と同じくヴィンテージ機材を中心に制作に
あたったという今作は、まるで15年という長い歳月がウソのよう。

流れるようなドリーミーな感覚と耳あたり柔らかなエレクトロリズムはそのままに
地上と宇宙とを行ったり来たりする鼓動のようなビート感がほんのりプラスされ、
アートワークのまるで生きた幾何学模様のごとく独特な風景を描き出す。
USの漆黒ディープハウサーBlack Jazz ConsortiumことFred P.の
つぶやくようなヴォーカルをフィーチャーした「Keep Building」などは
今までに無い新境地で作品の幅をさらに広げている。

今回はHardwax配給、Lowtecが主宰するWorkshopレーベルからのリリースで
クラベリアのインタビューによるとすでに欧米各国で多数ライブを行っており、今年中に
日本でのライブも実現しそうな感じ。さらに新作も期待できるそうで非常に楽しみです。

Juno: [DE盤]
Amazon: [JP盤(ボーナストラック)]
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by soundscope_b2fr | 2010-04-08 01:43 | 今日の一枚

20 best: Broken Beat (FACT magazine) vol. 4

FACT magのBroken Beat名盤20選に便乗企画の完結編!(前回はこちら

本企画のネタ元となったFACTの記事はこちら↓
http://www.factmag.com/2010/03/08/20-best-broken-beat/


b0000523_0423153.jpg16: Cousin Cockroach
『This Ain't Tom N' Jerry / Hands Off The Controls』
(Bitasweet 12″, 2002)

ベース!ベース!ベース!4heroのDegoによる超絶ヘビーな完全フロア型EP。
ラガボイスや銃声といったサンプルをアクセントに、ガッシガシのビートと
どこまでも迫りくる巨大なベースが唯一無二な「This Ain't Tom N' Jerry」と
重厚ながらもスピード感に溢れるオールドスクールな感触のエレクトロブロークン
「Hands Off The Controls」のカップリングという強力な一枚。先生さすがです。
[試聴]



b0000523_0474786.jpg17: Dalunartikz
『Higher』 (Arthrob 12″, 1998)

すみません。この一枚だけ持ってないのですが、FACT本文を読むと
Daz-I-KueによるAlex Arnoutとのアーリープロジェクトとあります。
下のリンク先で試聴してみると、クラシックなディープハウスのエッセンスと
アフロパーカッションをフィーチャーしたブロークンビートとが見事に融合していて
これ今でも違和感無くスピンできそうです。欲しいけど見たことないですね。。
[試聴]



b0000523_0583183.jpg18: Blakai feat. Bembe Segue
『Afrospace』 (Schtum 12″, 2005)

Mark Force+Kaidi TathamによるユニットBlakaiの1stシングル。
Feat. Bembe Segueということで、3者の才能が融合と反応を起こした名作。
心地よいブレイクビーツとウッドベースのループにのせて控えめなエレピをバックに
Bembeのコーラスワークを最大限に活かしたオリジナルもさることながら、
個人的にはMatt LordによるB面のミックスが特にフェイバリット。
シンプルなパーカッションに浮遊感漂うシンセのコードとベースの使い方で、原曲の
雰囲気を崩すことなく、適度なフューチャリスティック感を出したフュージョンへと
うまく昇華させた傑作。Blakaiはぜひアルバムリリースを期待しています。
[試聴]



b0000523_135716.jpg19: Quango
『Let Groove Come』 (People 12″, 2002)

再びのIG Cultureワークス。メインのミックス名からもわかる通り、
Co-Opでのプレイを想定してのIGらしい一枚。彼の作品ではおなじみの
女性シンガーEskaを全面にフィーチャーし、ビートとベースの絶妙なズレ感が
J Dilla的な気持ちよさで楽曲のキモとなっているファンキーな“Co-Op Mix”が
やはり素晴らしい。B面には個性的なストリングス使いとファンクでクラシックな
シンセの演奏が一体となったNew Sector Movementっぽい仕上がりの
“Soulful Mind Mix”を収録。どちらも大音量で聴いたらやばいでしょう。
[試聴]



b0000523_1252838.jpg20: Kaidi Tatham & Dego
『Got Me Puzzled』 (2000 Black 12″, 2003)

本企画のトリを飾るのは、やっぱりこの2人ということで「Got Me Puzzled」。
メインヴォーカルはおなじみFace。Silhouette Brown同様、シンプルなビートと
ベースに暖かなアナログシンセの音が彩りをくわえ、“Its got me puzzled,
we gonna figure it out!”という3人一体となったコーラスのリフレインのみという
本曲は第一印象からすでに名曲感を醸し出していました。3人は翌2004年に来日、
西麻布Yellow(現Eleven)にて、吉澤はじめ、藤井 伸昭、ゲンタらとともに
2000Blackライブセットを敢行。(手元にある当時書いた自分の感想によると)
2曲目に披露されたこの曲は、12インチでは聴けなかったコーラス部分以外の
ヴォーカルバースがあって感動した記憶が。このフルヴォーカルバージョンは、
後に2000Black名義でリリースされたアルバム『A Next Set A Rockers』
めでたく収録されております。DegoとKaidiのセッションはもはやブロークンビーツ
云々ではなくて、普遍的な現代のソウル作品であると思います。最高すぎる。
[試聴] / [動画](※2000 Black Live at Yellow - May 7, 2004)



と、いうわけでほぼ3週間近くかかってようやく20作品分を書き終えることができました。

この20枚はやはりフロアという現場で評価された確かなものだと思っていますが、
Broken Beatはまだまだ他にも音楽として素晴らしい作品が山ほどあるので
また少しずつ紹介していければいいなと思いました。

20 best: Broken Beat (FACT mag) vol. 1, vol. 2, vol. 3, vol. 4
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by soundscope_b2fr | 2010-04-03 18:56 | 今日の一枚

20 best: Broken Beat (FACT magazine) vol. 3

FACT magのBroken Beat名盤20選に勝手に便乗しようの第3弾。(前回はこちら

今回もFACTの本文と合わせてどうぞ↓
http://www.factmag.com/2010/03/08/20-best-broken-beat/


b0000523_392997.jpg11: Mark Force
『Gypo (Doasulikey) / 40 Days, 40 Nights』
(Bitasweet 12″, 2002)

G Forceとして活動していたドラムンベース時代の初期~Bugz In The Attic
としても活動をともにしてきたSeiji同様、その一貫した骨太な音作りのセンスが
印象的なMark Force。Orin WaltersとのAfro Force 「Goza」や「Lo Tek」、
Kaidi TathamとのユニットBlakaiなどで、作品数は多くないが確実に名作を
残してきた実力派によるリードシングル。「Gypo」は絶妙にハネた太いビートに
ドラムンばりのブリーピンなベースが最っ高に踊れる曲で自分もよく使わせて
もらってました。B面の「40 Days~」は、当時は案外ありそうでなかなか無かった
ブギーなブロークンディスコトラックで、こちらも秀逸なデキ。
[試聴]



b0000523_394381.jpg12: Seiji
『Loose Lips / 3Dom』 (Bitasweet 12″, 2002)

こちらも同じBugzのレーベルBitasweetから2002年リリースのビッグヒット。
ブロークン好きには説明不要な「Loose Lips」は、Seijiお得意のシンプルで
フックの効いたビートに、Lyric Lの超アグレッシヴなフロウが炸裂し、定番の
サイレン音が鳴り響くというフロアの勢いそのものを凝縮したようなシーンを
代表する1曲。本曲のインストにQ-Tipのラップをのせた、Solid Grooveによる
Mash Upチューン「Loose Tips」も同様にヒット。B面の「3Dom」もまた、
激ファンキーで踊れる21世紀型コズミックフュージョンで文句無し!
[試聴]



b0000523_395470.jpg13: Agent K
『Feed The Cat』 (Laws Of Motion LP, 2002)

ブロークンビーツのシーン形成にかかせない数々のトラック誕生に最も広く、
そして深く関わっているのがこのAgent KことKaidi Tathamである。
キーボードはもとよりパーカッションやフルートなど様々な楽器を演奏する
名プレイヤーっぷりで、古くはNinja TuneのHerbaliserの1stから現在まで
ウエスト・ロンドン界隈の作品でクレジットされ続ける無くてはならない存在。
そんな彼の初リーダーアルバムは、全編スムースな質感と捻りの効いた楽曲の
数々、インパクト大なジャケもあわせて彼のキャラクターそのものと言ってよい。
さらにBugzメンバーが多数携わっており、前述のNeon Phusionや後のDKD、
そしてSilhouette Brownをはじめとする長きに渡るDegoとのコラボ諸作品
などとも完全に通じる内容。後にGiant Stepからもライセンスリリースされました。
[試聴]



b0000523_310599.jpg14: 4hero
「Hold It Down (Bugz In The Attic's Co-Operative Mix)」
(Talkin' Loud 12″, 2002)

シーンの大ボス4heroの2001年作『Creating Patterns』の代表曲を
彼らのチルドレンたちが全身全霊をかけてリミックスした最強トラック!
Lady Almaの力強い歌はそのままにエレピやストリングス等のオリジナル
フレーズをしっかり使いつつ、これぞBugzというアップリフティングなビートや
ベースにアップデート。シンセバッキングやサイレンを足して見事に再構築した
本トラックをPROMO盤で初めて聴いた瞬間の衝撃度は今でも色褪せません。
ちなみにBugzのリミックス集『Got The Bug』収録の本曲にはサイレン音類が
一切入っていないためどうしても物足りなく感じてしまう。
なぜこのようなバージョンにしたのか疑問。
[試聴]



b0000523_1134646.jpg15: Nepa Allstar
「The Way」 (Surplus 12″, 2001)

ロンドン発、"CDR"という人気パーティを仕掛けるAttica Bluesの
Tony Nwachukwuによる謎の名義での1曲。12インチがたった3枚きりの自身の
ブロークンレーベルからのリリースで、本名義もこの曲しか出していないはず。
浮遊感のあるミニマルなブロークンビートに70年代のファンク・ディスコバンド、
Brainstorm 「Journey To The Light」から、きらめくコーラスのほんの一部分を
切り取り、執拗にリフレイン。名前も曲もどこか人を食った感じでトリッキーながら
中盤以降のパッド+ピアノの広がりがドラマティックで非常に印象的なトラック。
とてもクセになる気持ちよさでこれもよくミックス時に使わせていただきました。
[試聴]



ようやく次回がラストです。(第4弾

20 best: Broken Beat (FACT mag) vol. 1, vol. 2, vol. 3, vol. 4
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by soundscope_b2fr | 2010-03-29 03:11 | 今日の一枚

20 best: Broken Beat (FACT magazine) vol. 2

FACT magのBroken Beat名盤20選に勝手に便乗企画の第2弾です。(前回はこちら

今回もFACTの本文と合わせてどうぞ↓
http://www.factmag.com/2010/03/08/20-best-broken-beat/


b0000523_11083.jpg06: Son Of Scientist
『Theory Of Everything / Ion Steel』 (Main Squeeze 12″, 2001)

僕のなかでは4heroと並ぶ最重要キーマンの一人が、このIG Cultureである。
IGといえばメインはNew Sector Movementとしての印象が強いと思いますが、
このS.O.S.名義は本作を含むEP2枚と、コンピやリミックスワーク等でたまに
クレジットされる程度で残念ながらCD化すらされておらず。
しかし、ぶっとく強烈なシンセベースにバスンバスン打ち込まれる硬質ビート
というフロアで最も威力を発揮するタイプの作風で、本作は"万物の理論"なんて
仰々しいタイトルも含め、特にお気に入りの一枚。
我が家では今だ現役でちょくちょくターンテーブルに乗っかります。
[試聴]



b0000523_635542.jpg07: Kudu
『Space / Transit』 (Bitasweet 10″, 2001)

Kudu=Domu+Seiji+Mark De Clive-Loweというドリームチームによる10インチ。
両面ともに、最高峰のドラムプログラミングと固めのベースサウンドにスリリングな
シンセやストリングスが、Twistedなファンクネス溢れるブロークンビーツとなっている。
のちにこのメンツにBembe Segueを加え、オランダのKindred Spiritsレーベルから
前衛ジャズダンスミュージカル"Legend Of The Underground"のサントラ作品を
発表していますが、そちらもまさに本作の延長線上にあると感じます。
[試聴]



b0000523_6351993.jpg08: Domu
『Save It』 (2000 Black 12″, 2001)

ブロークンビーツ創世記から現在まで、シーン拡大に多大な貢献をした人物といえば
まずこの人。特にその複雑極まりなく、かつフロアを爆発させる心身ともにクるビート
プログラミングのセンスは群を抜いていて、もしビートの組み方に特許などがあったら
彼は世界トップクラスの発明王となっていたでしょう。活動復帰を心から望んでいます。
さて本作は、シンガーFaceをフィーチャーしたお得意のつんのめりビート炸裂の
歌モノブロークンで、リリースから長きに渡ってスピンされまくっていました。
ちなみにヴォーカルディレクション(歌録りの指示ね)のみ4heroが担当。
[試聴]



b0000523_6353116.jpg09: Afronaught
『Transcend Me』 (Apollo 12″, 2001)

ブロークンビーツ・シーン最大にして永遠のアンセムといえば、この曲を置いて
他に無いだろう。イントロからラストまで終始ドラマティックかつ、何者にも
替えがたいこの高揚感は間違いなくトップクラス!
ハウスミュージックのプロデューサーからこの世界に入ったAfronaughtこと
Orin Waltersは、Bugz In The Atticの中核をなす人物で、彼が中心となった
プロダクションにおいては、ハッキリ言ってハズレを引いたことが全くありません。
名前からもわかる通り、アフロ、ラテン的なビートを得意とするも、同時に都会的で
洗練された印象も感じさせるそのセンスは、個人的にはLouie Vegaあたりと重なる。
本作と本作を含む1stアルバムは、なぜかR&S傘下のアンビエント系レーベル
Apolloよりリリース。プロモーションには疑問が残りますが内容は当然超傑作です。
[試聴]



b0000523_6354483.jpg10: Da One Away
『Trash Da Junk』 (Main Squeeze 12″, 2001)

Degoによるプロデュース・演奏(・歌も!)に、Kaidiの華麗かつ力強いKey.
というキャプ翼並のゴールデンコンビな組み合わせ。そしてメインヴォーカルには
Face嬢を迎えてのミニマリズム全開なファンクチューン!一度聴いたらアタマから
離れない、執拗に繰り返される強力なフックは多くの人の耳に残っているはず。
B面の808バージョンも脳内にジワジワ染み入る仕上がりで渋ファンキーな逸品。
[試聴]



次回へ続く。(第3弾はこちら

※3月13日昼過ぎ頃、iPhoneにてエントリー。16日午前2時頃、修正・加筆済み。

20 best: Broken Beat (FACT mag) vol. 1, vol. 2, vol. 3, vol. 4
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by soundscope_b2fr | 2010-03-13 06:36 | 今日の一枚

20 best: Broken Beat (FACT magazine) vol. 1

UKのFACT magazineにて、Broken BeatのBest 20が掲載されています。

Broken Beat(s) (ブロークンビーツ)
90年代後半、ジャングル・ドラムンベースから派生しウエスト・ロンドンにて進化した
アンダーグラウンドなムーヴメントは2000年代に入りますます盛り上がりを見せる。
もちろんここ日本でもレコードショップを中心に話題となり、クラブ雑誌などでも特集が
組まれ、やがて文字通りのBrokenな変則Beatは人々に耳慣れたものとなって、
ある意味では現代のクラブ版ファンクミュージックと言っても過言ではない。(持論)

そんなBroken Beatの歴史を振り返るような本国FACTマガジンの名盤20選は、
さすが文句なしのチョイスではあるのですが、未CD化の12インチ音源も多く、
さらにこれだけの英語をすべて読むのも疲れそうだということで、こちらで勝手に便乗し、
極東リスナーである私の視点にて好きに語らせてもらおうという初の試み。
どうか暖かい目でお願いします。

当然、Mr BeatnickさんによるFACTの本文と合わせてどうぞ↓
http://www.factmag.com/2010/03/08/20-best-broken-beat/


b0000523_3311272.jpg01: Cold Mission
「Drug Store Rude Bwoy (Nu-Era Remix)」 (Reinforced 12″, 1996)

まずは本企画の当然中心人物となるイノベーター、4heroの2人による96年の作品で
MarcのCold Mission名義の原曲をNu Era名義でセルフリミックスしたレアな1曲。
Innerzone Orchestra 「Bug In The Bassbin」の4hero Remix同様に、
ドラムンベースからビートを文字通り"Broken"した、まさに原型というべき
実験精神が聴いて取れます。なお、本曲のエレピによるコードの展開はのちに
4hero 『Two Pages』収録の「Third Stream」に、ビートは後述するコンピ
『Co-Operation Vol. 1』収録曲に、それぞれ再利用されています。
[試聴] (※リンク先の65分50秒くらい~。初めの2分半程トークが被ってます)



b0000523_3353684.jpg02: Misa Negra
『Spiritual Vibes』 (People 12″, 1998)

Misa NegraとはDaz-I-Kueの別名義で、本作にはKaidi Tathamが参加し、
さらにAfronaughtことOrin Waltersが2パターンのMixを提供という、まんま
Bugz In The Atticな一枚。Dazらしいストリートの荒々しさ感にKaidiの音楽性、
そして後にプエルトリカンに大ハマりするOrinのラテンダブにディープハウスと、
今聴くと3人の個性がとてもよく出ていると思う。地味だけど中毒的にハマる曲。
[試聴]



b0000523_3355554.jpg03: Neon Phusion
『The Future Ain't The Same As It Used 2 B』
(Laws Of Motion LP, 1999)

Alex Phountzi、Kaidi Tatham、Orin Waltersという、こちらもBugzメンツに
よる大傑作。かなり12インチカットが多く、当時聴きまくっていたのでどの曲も
非常に馴染み深い。特にIG Culture & Bembe Segueとのコラボとなるタイトル曲が
群を抜いて素晴らしく、他にもスリリングかつスペーシーなトラック満載。
当時はまだフューチャージャズと呼んでました。
ちなみに「Timecode」はあのAfronaught 「Trancend Me」と同じビート使い。
[試聴]



b0000523_336347.jpg04: Various
『Co-Operation Vol. 1』 (Co-Operation Recordings 2x12″, 2000)

ウエスト・ロンドンを代表するシーンの聖地、"CO-OP"の名を冠した記念すべきコンピ。
当然ながらオール新曲。Nathan Hainesによるフルートのインプロが、ひたすら
パーカッシブなディープトラックの上で映えるPhil AsherのPhoojun名義で幕を開ける、
アフロ、ラテンな肉感的トラックでまとめられた一枚目とは対照的に、未来感覚溢れる
後半二枚目はいよいよ本領発揮。まずAlex AttiasによるCatalystは、同時期リリースの
2000Blackレーベル初のコンピ『Good Good』冒頭曲同様のジャジーでコズミックな
トラック。そこから流れるように続くNu Era & Pavel Dego Kostiukは、前述の
Cold MissionのRemixのビートを再び使ってのDego流フューチャーファンクを展開。
さらにこの手の音は得意なSeiji & G Forceに続き、ここでもNeon Phusion節が健在。
ラストはModajiによる浮遊アンビエントトラックと、最後まで隙の無い作品。
[試聴]



b0000523_3361159.jpg05: Vikter Duplaix
『Manhood』 (Groove Attack 12″, 2000)

フィリーが生んだ伊達男、Vikter Duplaixのソロデビュー作。地元フィラデルフィアで
Jazzy JeffのTouch Of The Jazzプロダクションにおけるエンジニアとしてキャリア
を積み、その後King Brittとの一連の作品や、Jazzanova 「That Night」などで聴ける
透明感とセクシーさをあわせ持った一流のヴォーカルで一躍有名に。
記念すべきソロデビュー作にして何なんだこのトリッキーさとセクシーさは(笑)
試聴して即買いしたのを今でもよく覚えてる。その後レコード針で傷付けてしまい
買い直したので2枚ありますが。この曲はGilles PetersonのWorld Wideコンピ第一弾に
収録されているので実は聴いたことある人も多いはず。リミックス12インチも存在します。
[試聴]



てなわけで、まだたったの5枚しか進んでないのに、棚から必死で探して聴き返して、
という作業が異様に疲れるし、内容書き過ぎで全然進まないので、全4回に分けます・・・。

次回へ続く。(第2弾はこちら

20 best: Broken Beat (FACT mag) vol. 1, vol. 2, vol. 3, vol. 4
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by soundscope_b2fr | 2010-03-11 02:34 | 今日の一枚

The Herbaliser Band 『Session 2』 (!K7)

b0000523_2573033.jpgこの週末は風邪を引いてしまい、どこへも出かけることができません。
そんな鬱憤を一気に吹っ飛ばしてくれそうな一枚をご紹介。

Ninja Tune発、実にロンドンらしい内省的ファンキーDJユニットThe Herbaliser。
アブストラクトヒップホップ好きの方なら懐かしいと感じる方もいるかもしれませんが、
今もバリバリ現役。昨年はレーベルを!K7に移し、新作アルバムもリリースしています。

そして今年は彼らのセッションバンドとしての顔、The Herbaliser Bandとして、
Bugz In The Atticでもおなじみの天才マルチプレーヤーKaidi Tathamをはじめ
Chris BowdenやAndy Ross、Ralph Lambといった地元ロンドンの実力派
ミュージシャンたちが再び集結、実に9年ぶりとなるアルバム第2弾をリリース。

前作同様、激アグレッシブなドラム、パーカッション類に腰にグイグイ来るベース、
バリバリのホーン、キーボード類が唸り、そこへファンキー極まりないスクラッチが
炸裂するという、全身踊り出さずにはいられないライブサウンド満載で自身の名曲を
セレクト&カバーしてパッケージング!

しかしそこはさすがのHerbaliser、よくあるただのライブリメイクバンドとは違い、
アゲアゲ・ファンキーな演奏でありながら、アブストラクトなスモーキー感とでもいうか、
クールなカッチョ良さも忘れないという、期待を裏切らない内容には拍手を送りたい。

さらに今では入手困難な前作『Session 1』をセットにした限定盤も出ているので、
この際一気に揃えてしまうのが吉と出ました。

http://www.theherbaliserband-session2.com/

試聴&ダウンロード [iTunes(1&2)]icon/[iTunes(2のみ)]icon
Amazon [DE盤(1&2限定盤)]/[DE盤(2のみ)]
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by soundscope_b2fr | 2009-12-06 02:05 | 今日の一枚

Bahamadia 『BB Queen』 (Good Vibe)

b0000523_21198.jpg今でこそ数多くの女性ラッパーが活躍していますが、その淡々と吐き出すような
独特なフロウと同じく、デビューから一貫してアンダーグラウンドな姿勢を静かに
貫き続けるBahamadia。

同郷のThe RootsやKing Brittのいくつかの作品や、Brand New Heavies、
Ninja TuneのHerbaliser、はたまたRoni Size/ReprazentやTei Towa、
M-Floなんかの作品などでも彼女の声を聴くことができます。

今回は、Gang StarrのGuru、DJ Premierプロデュースによる名作として名高い
デビューアルバムを経て2000年にリリースされた2ndミニアルバムをレビュー。

どこか宙に浮いたような、まさにフィラデルフィアの空気感が感じられる独特の
作品で、未聴の人はもちろんラップの苦手な人にもぜひ聴いてもらいたい一枚。

Intro~「Special Forces」こそ、ストリート感溢れる王道アングラヒップホップという
趣ですが、次の「Commonwealth (Cheap Chicks)」以降、乾いたビートと、
太くてあたたかいベース音、透明感のあるローズエレピなど、浮遊感に満ち溢れた
トラックが並び、ポエトリーにも近いようなBahamadiaの声が心地よく刻まれていく。

「Commonwealth (Cheap Chicks)」


「One-4-Teen (Funky For You)」 feat. Slum Village


Slum Villageの絶妙なフックとの絡みがたまらない「One-4-Teen (Funky For You)」、
そしてなんといってもDweleを全面フィーチャーした2曲(その名も「Philadelphia」と
「Beautiful Things」)は、このために買っても損は無いといっても過言ではないくらい、
ここまで気持ちの良い瞬間って他ではそうそうないな、ってほどの出来映えと思います。

ラストに突如クラシックなドラムンビートが鳴る超クールなトラック「Pep Talk」を
持ってくるあたりも渋い!

季節や年代を問わずオススメできる一枚です。

「Beautiful Things」 feat. Dwele


「Pep Talk」


Amazon [US盤(在庫無し)]
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by soundscope_b2fr | 2009-12-04 02:14 | 今日の一枚

Brian Harden 『Instinctive State Of...』 (Moods & Grooves)

b0000523_2335776.jpg秋の夜長に(もう冬?)こんな名盤はいかが?

Mike Grantによるデトロイトの超良質ディープハウスレーベルである
Moods & Groovesより、Brian Hardenのフルアルバム。2001年産。

本作品は2枚目のアルバムにあたりますが、なんといっても最初から最後まで
アーバンかつ優雅な魅力がギッシリつまった大人サウンドが特徴。

当時はジャジーでスムースな質感がちょっぴり物足りなくも感じたものですが、
今聴くともろストライク。。大人になりました。

Brian HardenといえばReliefやNite Life Collectiveなんかからリリースしている
思いっきりシカゴな人ですが、本作はストレートなディープハウスからテックなトラック、
ダウンテンポやアンビエントまで、かなり遅れて正式リリースされたLP版とくらべると、
大幅に曲数の多いCDでも、アルバム通してトータルで聴くことのできる
非常にバランスのとれた好作品。

とはいえ、全体を通して聴けるファットなビートはやはり紛れも無くシカゴ産のそれだし、
特にシンセ、ストリングス、ピアノの使い方はデトロイトテクノ好き必聴でしょう。

最近めっきり名前見ないけどもう作品作ってないのでしょうか?

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by soundscope_b2fr | 2009-12-03 02:34 | 今日の一枚