そういえばこの音はなんと日本の今の季節に合っていることだろう。
今回初来日を果たすポートランド出身のプロデューサーDeceptikon。 IDM(エレクトロニカ)やHip Hopを軸とする同じマイアミのBeta Bodega / Botanica Del Jibaro周辺ともかなり親交の深い、そしてそのクオリティたるやここ日本でもかなりの人気を誇るレーベル、Merckからそれまでに発表された2枚の12インチの曲を中心とした1stアルバム。2004年リリース。 まず彼の作品を一聴して「おっ」って思う人は少なくないんじゃないかな? インスト中心でIDM寄りのサウンドを持ちながらまず感じるのは耳に馴染む「懐かしい」感覚。それはアブストラクトやトリップホップなどと呼ばれていたあの感じが持つメランコリック、つまり哀愁の漂うような旋律にしっかりとした、時に突き刺さるようなビートで緊張感と緩やかさが微妙なバランスを保っている。 独特のシンセだったりピアノやさまざまなサンプルだったりがなんともいえない空気感を作り出していてそこでブレイクビーツの良さが引き立つようでもある。 Daedelusが自身のMix CDでDeceptikonの曲を使っていたのもなんとなくわかる。 Ninja TuneやMo Waxが好きな人は言わずもがな、Machine Drumや最近のPrefuse、Boardsなんかが何か違うと思うような人がもしいたならぜひこいつを聴いてみたらいいんじゃないかと思う。これもまさにMerckの音でしょ。 http://www.deceptikon.net/shop.html
by soundscope_b2fr
| 2006-07-02 15:38
| 今日の一枚
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