20 best: Broken Beat (FACT magazine) vol. 3

FACT magのBroken Beat名盤20選に勝手に便乗しようの第3弾。(前回はこちら

今回もFACTの本文と合わせてどうぞ↓
http://www.factmag.com/2010/03/08/20-best-broken-beat/


b0000523_392997.jpg11: Mark Force
『Gypo (Doasulikey) / 40 Days, 40 Nights』
(Bitasweet 12″, 2002)

G Forceとして活動していたドラムンベース時代の初期~Bugz In The Attic
としても活動をともにしてきたSeiji同様、その一貫した骨太な音作りのセンスが
印象的なMark Force。Orin WaltersとのAfro Force 「Goza」や「Lo Tek」、
Kaidi TathamとのユニットBlakaiなどで、作品数は多くないが確実に名作を
残してきた実力派によるリードシングル。「Gypo」は絶妙にハネた太いビートに
ドラムンばりのブリーピンなベースが最っ高に踊れる曲で自分もよく使わせて
もらってました。B面の「40 Days~」は、当時は案外ありそうでなかなか無かった
ブギーなブロークンディスコトラックで、こちらも秀逸なデキ。
[試聴]



b0000523_394381.jpg12: Seiji
『Loose Lips / 3Dom』 (Bitasweet 12″, 2002)

こちらも同じBugzのレーベルBitasweetから2002年リリースのビッグヒット。
ブロークン好きには説明不要な「Loose Lips」は、Seijiお得意のシンプルで
フックの効いたビートに、Lyric Lの超アグレッシヴなフロウが炸裂し、定番の
サイレン音が鳴り響くというフロアの勢いそのものを凝縮したようなシーンを
代表する1曲。本曲のインストにQ-Tipのラップをのせた、Solid Grooveによる
Mash Upチューン「Loose Tips」も同様にヒット。B面の「3Dom」もまた、
激ファンキーで踊れる21世紀型コズミックフュージョンで文句無し!
[試聴]



b0000523_395470.jpg13: Agent K
『Feed The Cat』 (Laws Of Motion LP, 2002)

ブロークンビーツのシーン形成にかかせない数々のトラック誕生に最も広く、
そして深く関わっているのがこのAgent KことKaidi Tathamである。
キーボードはもとよりパーカッションやフルートなど様々な楽器を演奏する
名プレイヤーっぷりで、古くはNinja TuneのHerbaliserの1stから現在まで
ウエスト・ロンドン界隈の作品でクレジットされ続ける無くてはならない存在。
そんな彼の初リーダーアルバムは、全編スムースな質感と捻りの効いた楽曲の
数々、インパクト大なジャケもあわせて彼のキャラクターそのものと言ってよい。
さらにBugzメンバーが多数携わっており、前述のNeon Phusionや後のDKD、
そしてSilhouette Brownをはじめとする長きに渡るDegoとのコラボ諸作品
などとも完全に通じる内容。後にGiant Stepからもライセンスリリースされました。
[試聴]



b0000523_310599.jpg14: 4hero
「Hold It Down (Bugz In The Attic's Co-Operative Mix)」
(Talkin' Loud 12″, 2002)

シーンの大ボス4heroの2001年作『Creating Patterns』の代表曲を
彼らのチルドレンたちが全身全霊をかけてリミックスした最強トラック!
Lady Almaの力強い歌はそのままにエレピやストリングス等のオリジナル
フレーズをしっかり使いつつ、これぞBugzというアップリフティングなビートや
ベースにアップデート。シンセバッキングやサイレンを足して見事に再構築した
本トラックをPROMO盤で初めて聴いた瞬間の衝撃度は今でも色褪せません。
ちなみにBugzのリミックス集『Got The Bug』収録の本曲にはサイレン音類が
一切入っていないためどうしても物足りなく感じてしまう。
なぜこのようなバージョンにしたのか疑問。
[試聴]



b0000523_1134646.jpg15: Nepa Allstar
「The Way」 (Surplus 12″, 2001)

ロンドン発、"CDR"という人気パーティを仕掛けるAttica Bluesの
Tony Nwachukwuによる謎の名義での1曲。12インチがたった3枚きりの自身の
ブロークンレーベルからのリリースで、本名義もこの曲しか出していないはず。
浮遊感のあるミニマルなブロークンビートに70年代のファンク・ディスコバンド、
Brainstorm 「Journey To The Light」から、きらめくコーラスのほんの一部分を
切り取り、執拗にリフレイン。名前も曲もどこか人を食った感じでトリッキーながら
中盤以降のパッド+ピアノの広がりがドラマティックで非常に印象的なトラック。
とてもクセになる気持ちよさでこれもよくミックス時に使わせていただきました。
[試聴]



ようやく次回がラストです。(第4弾

20 best: Broken Beat (FACT mag) vol. 1, vol. 2, vol. 3, vol. 4
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by soundscope_b2fr | 2010-03-29 03:11 | 今日の一枚
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