4hero presents 『Extensions』 (Raw Canvas)

b0000523_351275.jpg間違いなく今年のクロスオーバー界隈での注目度No. 1といえるアルバムが登場、
Marc Mac監修・プロデュース・ミックス・マスタリングによる、全曲4hero楽曲の
生音カバーアルバムです。他ならぬ4heroの一大企画ということで当ブログでも
じっくり紹介させてもらいます。

1. Sonar Kollektiv Orchester 「Universal Love」
まずは、昨年にめでたくレーベル10周年を迎えたSonar Kollektivから、
Volker Meitzを中心に総勢15名ほどの編成で同レーベルの代表曲をカバーした
アルバムも記憶に新しいSonar Kollektiv Orchesterが、これまた4heroの
代表曲を直球ど真ん中にカバー。Clara Hillほか男女混声によるヴォーカルに
小気味良いドラムやギター、エレピ、そして何といってもストリングスやホーンの
限りなくドラマティックなアレンジで初っ端から最高の出だし。やられます。。

2. Nu Tropic 「Why Don't You Talk?」
お次はフルート奏者のJazzamarによるNu Tropic。Degoによる濃い目の楽曲を、
原曲にわりと忠実ながらも軽快な演奏とアレンジで爽やかにまとめていて好印象。

3. Landou Orchestra 「Conceptions」
マイアミIDM界の代表レーベルMerckから作品をリリースしている異色のメンツ、
Landouによるセッションプロジェクトが、「Morning Child」のRemixに引き続き
今作にも参加。得意のアブスト路線をオーガニックに仕上げてます。

4. Christian Prommer's Drumlesson 「Planeteria」
今やこの手の企画には必ずと言っていいほど呼ばれているであろう、
Christian Prommer's Drumlessonはさすがの安定感。安心して聴けます。

5.Robert Mitchell 3io 「Third Stream」
今作のハイライト。ピアニストRobert Mitchellを中心とするトリオ編成での
「Third Stream」。選曲・アレンジ・演奏、どれをとってもほぼパーフェクト!
彼らのアルバムは毎年恒例のGilles Peterson's "World Wide Award"において
Best Jazz Album 2009に選ばれました。ぜひとも生で聴きたいです。
素晴らしすぎる。(→鼻血出そうなライブ動画

6.Ayanna Witter-Johnson 「Give In」
これまでの曲とはガラッと変わって、すべて本人の演奏によるピアノとチェロの
シンプルな構成の上で情感たっぷりに歌いあげていて、つい聴き惚れてしまいます。

7. Luke Parkhouse with The Sharkfood Orchestra 「Blank Cells」
と思ってたら、すかさずここで本家4heroの専属ドラマーでもあるHopperこと
Luke Parkhouseがこれまた笑ってしまうくらいのバカテクドラムを披露。
ヘッドホン推奨。6分強はけっして短くないはずなのに演奏に圧倒されていると
あっという間に曲が終わってしまいます。。

8. Christian Badzura & Liverpool Session Orchestra 「Sophia」
今回初めて聴くアーティスト。映画か大作RPGのサントラのごとく壮大な
ストリングスアレンジと妙に安っぽく懐かしいような音のセレクトが耳に残ります。

9. Andre Zimma vs Ye:Solar feat. Oezlem 「Cosmic Tree」
お次もSonar Kollektivがらみのアーティスト。けっして悪くはないですが
スウィンギンな6/8拍子アレンジと若干ハスキーな歌声は好みが分かれるかも。
とはいえ、アルバム内容のバリエーションという意味ではグッジョブ。

10. Vince Vella's Cuban Collective 「People Always Criticise Us」
この人たちもまったく知りませんが、2ndアルバムからのこの曲(大好き)を
超秀逸にカバー。4heroの書く曲は実はラテン・ジャズとよく合うんですよね。
共同プロデュースとミキサーにはMarc Mac本人がクレジットされてます。

11. The Sub Ensemble 「Humans」
先日残念ながら活動終了してしまったDomu主宰のTrebleOレーベル所属の
ラテンジャズバンドThe Sub Ensembleも、4heroのカバー企画ということを
忘れてしまうくらいのとろけそうな演奏をバッチシ披露。生はいいね。

12. [re:jazz] 「Star Chasers」
ラストを飾るのはクラブミュージック生Jazzカバーの元祖、[re:jazz]による
名曲「Star Chasers」。静かに、そして美しく終わります。

ということで時間かけて初めての全曲感想まで書いてしまうほど良かったので、
やっぱり今年のナンバー1押しアルバムと思います。

試聴 http://music.4hero.co.uk/
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Amazon [UK盤]
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by soundscope_b2fr | 2009-11-20 02:50 | 今日の一枚
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